今日は月曜日。
月曜日は病院内の売店に買い物をしに行ける日だ。
そう、閉鎖病棟だもの。
職員さんの持つ鍵がなければ病棟外のどこへだって行けない。院内であろうと……。
そのため、月曜日と木曜日の決まった時間、看護師さんのあとに続いて精神疾患持ち入院者が列をなして売店へ向かうのである。
もちろんUもその一員だ。
売店には、菓子類、飲み物、少々のお惣菜、少々の生活用品(歯ブラシなど)が並んでいる。
さて、買い物を終えて病室に戻ると、心なしかワクワクした様子のNalitqcoがUの帰りを待っていた。
か、買いすぎたね……!Nalitqco……゚(゚`ω´ ゚)゚ピェー
入院中は基本的に暇である。
また、うつの症状を感じると、感情を落ち着かせようとつい甘いものに手が伸びてしまうのである。
そして、ひたすら糖分を貪った後、その罪悪感でさらに気分が落ち込むという負のループに陥るのだ。
こんなこと良くないと分かっていながらも、理由の不明な(もしくは対処できない)不安感を、「暴食による罪悪感」という分かりやすく対処法も明瞭な落ち込みに置き換えることによって自分を落ち着かせるしかないのである。
うむむ、何か他の健康的な方法で不安を置き換えられたらよいのだが……。
退院までの課題は専らこれに尽きるだろうな。
Nalitqcoと共に、少しでもマシな気分の落ち着かせ方を模索していこうと心の中で誓うUであった。
(クッキーmgmg)